2011.04.05 Tuesday
ひたすら、ミッションを完結するための技術が磨き上げられ、優秀な「職人」はたくさん育った。しかし、かじ取りする本当の意味での管理職、経営陣は育たなかったのではないだろうか。
プレジデント「JAL〜人生崖っぷちスッチー緊急座談会〜」という一見、週刊誌的な題名の記事。バブリーなアラフォースッチーの振り返りトークを記事にしているのですが、プレジデントらしからぬ野次馬思想かと思いきや、最後、記者はこのような言葉で締めくくりました。同じものを見ても、その視座って大事ですね。
稲盛和夫会長兼CEOに就任早々、「八百屋すらできない」と言われた経営陣のおおくは逃げ切り、ひたすら技術を磨いてきた職人たちが、人生の転換を迫られているのだ。
JALはいわば、巨大なガラパゴス島。そこにある問題は、日本全体の縮図にほかならないのではないだろうか。「目の前の仕事に全力を尽くした自分の身にこんなことが起きるなんて」と思ったときはもう遅いのだ。